備中備後ジャパンデニムプロジェクトが「丸の市」に出店しました!
2019年10月19日(土)・20日(日)に,デニムの製造工程の企業やデニム産地の認知度向上を図るため,
東京の丸の内仲通りで開催された「丸の市」に,福山市・井原市・尾道市の6社が参加しました。
○参加した企業のご紹介です。
青木被服株式会社(井原市)
株式会社アクセ(尾道市)
有限会社アルファ企画(福山市)
山陽染工株式会社(福山市)
株式会社四川(福山市)
株式会社NO LIMIT FACTORY(福山市)
今回参加した「丸の市」は,丸の内に店舗を構えるお店のほか,
日本全国から約30のショップが集まり,東京駅前から日本文化を
「ファッション」「アート」「フード」などさまざまな切り口で発信していくイベントです。
備中備後地域はデニムの産地ですが,一般の方にはあまり知られていません。
そこで,参加した6社は,どこの(地域の)誰が(事業者)が関わっているのかを
製品を通して伝えるため,製造工程の企業や産地名を公表した製品を出品しました。
○出店した製品の紹介です。
▽青木被服株式会社
着物(左下の写真)は,胸ポケット以外にも両脇ポケット,
バックポケットと実用性のある一枚となっています。
パンツ(右下の写真)は,セルビッチデニムが採用していることや,
色落ちを楽しめるようワンウォッシュのみにするなどの特徴があります。
どちらの製品も,クロキ株式会社(井原市)で織られた生地で作られています。
※製品の詳しい内容について http://www.aokihifuku.co.jp/denim_project.html
▽株式会社アクセ
パンツ・ジャケット等(左下の写真)は,著名デザイナーと
福山市・井原市の事業者がマッチングし出来上がった製品です。
さらに,「産地」や「事業者名」を表示したラベルが縫い付けられているため,
どこの誰が作ったのか製品を通して知ることができます。
ネクタイ(右下の写真)は,福山市の事業者(染色:坂本デニム株式会社,織布:篠原テキスタイル株式会社,抜染:山陽染工株式会社,加工:有限会社タグチ)と
尾道市の事業者(監修:株式会社アクセ)により作られました。
ネクタイ製作に関わったデニム関連企業の創業年数を合計すると500年を超えており,企業の技術力を結集した一品です。
※製品の詳しい内容について
(パンツやジャケット等) https://denim-project.jp/japandenim/
(ネクタイ) http://www.news2u.net/releases/167064
▽有限会社アルファ企画
ブックカバー,ノートカバー,トートバッグ,ポーチ(下の写真)は,
篠原テキスタイル株式会社(福山市)で織られた生地で作られています。
本物の木の木目をデニムに浮かび上がらせた新素材「WOOD DENIM」が使われており,美しい木目と優しい肌触りが特徴です。
※製品の詳しい内容について http://alphajp.co.jp/
▽山陽染工株式会社
スニーカー・スリッポン・トートバッグ(下の写真)は,
中国紡織株式会社(福山市)で織られた生地で作られています。
一度染めたデニムからグラデーション状に色を抜く,
独自の「段落ち抜染」技術で柄を描いているので,経年変化で徐々に色が落ち,味わいを楽しめます。
※製品の詳しい内容について https://bassenworks.shop/
▽株式会社四川
コースター,トートバッグ,クッション,コインケース(下の写真)は,
すべて篠原テキスタイル株式会社(福山)で織られた生地で作られています。
また,コースターなどはベルト通しに使われるデニムループを自社で
裁断・ループ作りをし,すべて手織りで色違いのデニムカラーを編んで作っています。
※製品の詳しい内容について https://shikawa.com/pooloce/
▽株式会社NO LIMIT FACTORY
バッグ(下の写真)は井原市の事業者で織られた生地で作られています。
製造工程中にできた小さなキズのため,製品として出荷できないジーンズを再利用し,
縫製職人が1枚ずつ解いて作り直しされています。
※製品の詳しい内容について https://nlf-japan.com/proposal/
今回参加した「丸の市」は東京駅前という場所で開催されたため,
全国各地からはもちろん訪日外国人の往来が盛んであり,
多くの方にデニム製品を見て触れてもらうことができました。
また,今回のイベントの模様がテレビで放送されたと同時に,ニュースサイトにも記事として掲載され,
丸の市を訪れた方のみならず全国の方々に『備中備後地域はデニム産地』であることをPRできました。